2024/09/15 22:30
ボーダー未満Tシャツ / Borderless T-Shirts
アラオネ2周年と100回記念のTシャツを作ろうと考えたときに〈ボーダーレス/borderless〉という言葉が思いつきました。セクシュアリティだけではなく人種や貧困など様々な社会的境界線はありますが、僕はこれまでデザインの制作でもアラオネでも常にボーダーレスでありたいと考えて仕事をしています。
ボーダーレスをどう表現するか。じっくり言葉を見て考えました。日本のファッション業界では横線をボーダーといいますからこれはいいなと思い、あとはレスです。レス...
less(より少ない)...あ!未満(less than)だ!と閃いたのです。だからボーダー未満!
ボーダーがないのであれば本当は“以下”がよいのかもしれません。でも僕は人が生きる以上、必ず境界線は生まれると思います。それをわかった上でボーダーをなくそうと思うのが尊重であり優しさだと僕は考えます。

このTシャツのボーダープリントは全体の一部分なので全てが線で区切られていません。区切られた世界にいたとしても広い視野で全体を見れば必ず境界線は消えるのです。それもまた僕が表現したかったボーダーレスです。
アラオネ〈#96 ダサいグッズへの真摯な愛情〉ではこのTシャツの話をしています。ぜひお聴きください。