FUJI TATE P

2021/08/11 16:00




今回はスモックの2つ目のルールのお話です。

“ 縫い目は裏にあるもの ” これがスモック2つ目のルールです。まず身近にあるトートバッグやショッピングバッグなどを手にとって側面を見てください。縫い目がありませんか?





どんな形のバッグでも大抵は側面に縫い目があります。側面に無くてもどこかにあるはず。生地を縫い合わせて作るのですから当たり前です。当たり前なんですけど、そこに疑問を持つことが僕の仕事のスタートラインです。

当たり前を変えてみたい。そこからリサーチを行い、縫い目を無くすことは出来なくてもスモッキングという刺繍技法で隠すことが出来ると気がつきました。スモッキングとは、平らな布地をつまんで凹凸のある模様を作り、それを糸で留める技法です。生地に凹凸が出来るので、凹んだ部分は奥に隠れます。その部分に縫い目がくるように計算すれば、縫い目が奥に隠れるという答えにたどり着いたのです。刺繍と聞くと糸やビーズでの装飾をイメージしがちですがこのような技法もあります。





上の画像はラティス・スモッキングという刺繍です。SMOCK はこの刺繍を縫い目に沿って入れます。下の画像でご確認ください。尚、右のハンギングバッグはスモッキングにより縫い目を隠しつつ、マチ(底にある奥行)も作っています。自分でもよくやった!と思います。




縫い目は側面だけとは限りません。下のアイテムのように底に入る場合もあります。



縫い目を隠したい。当たり前を変えてみたい。その思いから採用したスモッキングという刺繍技法。お気づきかもしれませんが SMOCK ではそれ以上の過剰なデザインはしていません。それだけで充分だからです。

追伸
この記事を書いて気がついたのですが “ 縫い目は裏にあるもの ” というより “ 縫い目は奥にあるもの ” の方が、プロフィールとして良いのかもしれませんね。そのうちしれ〜っと変えるかもしれません。




    




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